私は女だけど女が嫌いだった。もっともそれらしく過去形を用いているが、現在も嫌いである。はっきりとした"○○だから嫌いだ"という理由は分からないが、自身の母親が嫌いだったり、自分のようなヒステリックな女が嫌いだったり、何となく今まで関わってきた女は全員どこかしら気持ち悪かった。


私はパンセクシャルとかいうやつで、ストレートの男は勿論ストレートの女もゲイもレズビアントランスジェンダーアセクシャルも性的な対象に入るのだが、血管の浮き出たグロテスクな男性器の生えていない、肌艶の良い柔らかいそれらには恋愛感情というより、酷く彎曲した感情を抱くのだ。それは"殴りたい"であったり、"髪を掴み女性器に思いっきり腕を突っ込みたい"であったり、サディストのそれのような、愛憎的な感情だった。


こういうことを言うと「女全員嫌いなんですか?」「男になりたいんですか?」なんていう突飛な意見が飛んで来るのだが、"世界中の女が全員"嫌いな訳ではないし、男になりたい訳でもないし、私はただ私が嫌いな女が嫌いなだけであって好きな女も人並みには存在する。


例えば友達。私はすぐに股を開いてしまうので同性の友達が非常に少ないのだが、それでも私と遊ぶために時間を作ってくれる彼女らには誠実な態度でありたいと思っているし、大事にしたいという使命感まで芽生えている。書いてて思ったけどそれだけじゃね?この世界に女は35億人以上いるらしいがそいつらだけなんじゃないか。怖くなってきたのでもう書くのやめます手が震えるさよならチンチンビローンヂュポ!